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neoutt-eaw-appimage -- EAW 対応 neomutt を起動する AppImage ファイル作成用の Vagrantfile

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z80oolong/neomutt-eaw-appimage

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neomutt-eaw-appimage -- EAW 対応 neomutt を起動する AppImage パッケージファイル作成用の Vagrantfile

概要

neomutt において、 Unicode の規格における東アジア圏の各種文字のうち、いわゆる "◎" や "★" 等の記号文字及び罫線文字等、 East_Asian_Width 特性の値が A (Ambiguous) となる文字 (以下、 East Asian Ambiguous Character) が、日本語環境で文字幅を適切に扱うことが出来ずに表示が乱れる問題が発生しています。

また、 AppImage とは、 Linux 系 OS において、各種ディストリビューションの差異に関わらず、如何なる環境においてもアプリケーションの正常な動作を目指したアプリケーションの配布形式の一つです。同様な目的及び目標を持つアプリケーションの配布形式として、 snapFlatpak 等が挙げられます。

AppImage は、 snapFlatpak と異なり、 root 権限を取ること無く、パッケージファイルとして配布されている AppImage ファイルに実行権限を付与し、 AppImage ファイルを直接実行することにより、適切にアプリケーションを実行させることが出来るのが特徴です。

このリポジトリは、軽量な CLI テキストエディタである neomutt において、Unicode の規格における東アジア圏の各種文字のうち、いわゆる "◎" や "★" 等の記号文字及び罫線文字等、 East_Asian_Width 特性の値が A (Ambiguous) となる文字 (以下、 East Asian Ambiguous Character) が、日本語環境で文字幅を適切に扱うことが出来ずに表示が乱れる問題を修正した neomutt を起動する AppImage パッケージファイルを生成するための vagrant 仮想環境を構築する Vagrantfile 等を含むリポジトリです。

使用法

まず最初に、 neomuttAppImage パッケージファイルを生成するための端末に Vagrant 環境を構築します。 Vagrant のインストールにあたっては、以下の web ページを参考にして下さい。

そして、本リポジトリ内のシェルスクリプト build-appimage.sh を以下の通りに起動します。

  $ ./build-appimage.sh

シェルスクリプト build-appimage.sh の起動により、[East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイル][GST1]を適用した neomutt をビルドするための Docker コンテナが構築され、 Docker コンテナ内にて、 neomutt 及び neomutt に依存するライブラリ群等がビルドされ、 neomutt を起動するための AppImage パッケージファイルが生成されます。

そして、シェルスクリプトが正常に終了すると、ディレクトリ ./opt/releases 以下に AppImage パッケージファイル neomutt-eaw-*-x86_64.AppImage が生成されます。

AppImage パッケージファイルの使用法

前述で生成した AppImage パッケージファイル neomutt-eaw-6.2-x86_64.AppImage を用いて neomutt を起動するには、以下の通りにして AppImage パッケージファイル neomutt-eaw-6.2-x86_64.AppImage にファイルの実行権限を付与して環境変数 PATH が示すディレクトリに配置します。

そして、以下のようにして neomutt-eaw-6.2-x86_64.AppImage から neomutt へシンボリックリンクを張ると、コマンドラインから neomutt と入力することで、 [East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイル][GST1]を適用した neomutt が起動します。

  $ cd opt/release
  $ chmod u+x ./neomutt-eaw-6.2-x86_64.AppImage
  $ sudo cp -pRv ./neomutt-eaw-6.2-x86_64.AppImage /usr/local/bin    # (一例として /usr/local/bin 以下に導入する場合を示す。)
  $ cd /usr/local/bin
  $ sudo ln -sf neomutt-eaw-6.2-x86_64.AppImage neomutt
  ...
  $ neomutt
  ...

ここで、 [East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイル][GST1]が適用された neomutt の使用法の詳細については、 "[neomutt 2.5 以降において East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する][GST1]" を参照して下さい。

AppImage パッケージファイルの配布

[East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイル][GST1]が適用された neomutt のビルド済の AppImage パッケージファイルについては、以下の URL より配布いたしますので、どうか宜しく御願い致します。

謝辞

まず最初に、各種ディストリビューションの差異に関わらず、如何なる環境においてもアプリケーションの正常な動作を目指したアプリケーションの配布形式である AppImage を開発した AppImage の開発コミュニティの各位に心より感謝致します。

そして、 neomutt に適用するための [East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイル][GST1]に関しては、 Markus Kuhn 氏の協力及びソースコードの参考を得ました。以下の各氏に心より感謝致します。

最後に、 neomutt の開発コミュニティ及び neomuttAppImage に関わる全ての人々に心より感謝致します。

使用条件

本リポジトリは、 [East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイル][GST1]を適用した端末多重化ソフトウェア neomutt を起動するための AppImage パッケージファイルを生成するための Vagrant 仮想環境の構築を行う Vagrantfile を含むリポジトリであり、 Z.OOL. (mailto:[email protected]) が著作権を有し、 MIT ライセンス に基づいて配布されるものとします。

本リポジトリの使用条件の詳細については、本リポジトリに同梱する LICENSE を参照して下さい。